一般社団法人 職業感染制御研究会
個人防護具適正使用チェックリスト

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、個人防護具に関するさまざまな知見をもたらしました。特に、個人防護具(Personal Protective Equipment; PPE)については、感染症の特性に応じた着用方法が議論され、適正なPPEの着用が世界的に啓発されています。そこで職業感染制御研究会では、PPEを適切に着用することにより、効果的に感染症から医療従事者を守ることを目的に、個人防護具適正使用チェックリストを作成しました。

このリストは病院用と福祉施設用の2つのバージョンがあり、それぞれにその使い方を示した手順書も作成しました。また、PPE別の適正使用を確認する「個人防護具別」と、ラウンド時などにスタッフがPPEを着脱する際に確認しやすい「場面別」があります。どちらも同じ項目をチェックできますので、使い勝手がよい方をお使いください。 以下のリンク先よりダウンロードいただき、自施設でのPPE適正使用の普及にご活用ください。なお、このチェックリストは厚生労働省の委託事業として作成しています。


【病院用】 個人防護具適正使用チェックリスト ~個人防護具別~ pdf

【病院用】個人防護具適正使用チェックリスト ~場面別~ pdf

【病院用】個人防護具適正使用チェックリスト手引 pdf

【福祉施設用】 個人防護具適正使用チェックリスト ~個人防護具別~ pdf

【福祉施設用】個人防護具適正使用チェックリスト ~場面別~ pdf

【福祉施設用】個人防護具適正使用チェックリスト手引 pdf

新型コロナウイルス感染症、個人防護具(Personal Protective Equipment; PPE)の使い方に関する情報
 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、各医療施設では医療従事者の職業感染を防止する取り組みが必要とされています。 職業感染予防には、標準予防策に加え、飛沫・接触予防策が中心となりますが、エアロゾル発生手技時には空気感染の可能性を考慮し、微粒子用マスク(N95レスピレーター、DS2呼吸用保護具)、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)、長袖ガウン、手袋装着等が推奨されます。また、流行初期では空気感染の可能性を考慮した予防策が推奨される診療場面もありえます。
 職業感染制御研究会では、個人防護具(PPE)の手引きを作成していますので、各医療施設での微粒子用マスク(N95レスピレーター、DS2呼吸用保護具)の脱着等の教育、研修等でご活用ください。

〇個人用防護具(PPE)の脱着手順
 https://www.safety.jrgoicp.org/ppe-3-usage-putonoff.html
 ⇒ 個人用防護具(PPE)の脱着手順について、各ページで解説されています。


〇個人用防護具の手引きとカタログ集教育用の図表抜粋
 pdf ファイル pdf
 PowerPoint ファイル(zip)
 ⇒ 院内教育等にご活用ください。


〇医療従事者のためのN95マスク適正使用ガイド
 医療従事者のためのN95マスク適正使用ガイド ©3M 無断改変禁止(2020年11月発行) pdf (1.4MB)

〇基本的な情報は「安全器材と個人用防護具」のページを参考ください。
 「安全器材と個人用防護具」


<参考情報>

〇中国湖北省武漢市で報告されている新型コロナウイルス関連肺炎に対する対応と院内感染対策(PDF)(2020年1月21日改訂版)
 https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-01-200121.pdf pdf
 ⇒ 院内感染対策の基本情報


〇厚生労働省「中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生について」
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
 ⇒ 新型コロナウイルス感染症に関する基本的な政府からの情報がまとまっています。