3.事務部門の方に
医師や看護師等の院内関係部門や関連担当者と十分な連携を図りながら、関係者への予防接種の実施や針刺し切創が起こった場合の処置が円滑に進むように配慮します。
- 針刺し切創による感染防止を図るため、可能なものについては予防接種を実施します。
- 針刺し切創が起こった場合の公務災害認定申請手続きの円滑化を図り、全スタッフに周知します。
- 針刺し切創が起こった場合、院内の関連部門と協力してその原因の解明につとめ、再発防止に役立てます。
- 院内サーベイランスシステムを確立し、予防・教育に役立てます。
- B型肝炎のワクチン接種を全スタッフにします。また、入職時の抗体のチェックと、ワクチン接種の体制を整えます。
- 針刺し切創、血液体液曝露事例が発生した際は、すみやかに記録して、状況に応じて公務災害認定申請書類を作成することを支援します。
- 事例をもとに、再発防止策の検討をします。
- 報告しやすい体制を作ります。特に、院内サーベイランス体制の構築支援をします。
「病院等における災害防止対策 研修ハンドブック 針刺し切創防止版」(発行 地方公務員災害補償基金、平成22年2月) からその一部を、許可を得て改変、転載。